多文化交流フェスティバル in TOKYO 2017の報告

 2017年10月9日(月・祝)、目黒区中小企業センターにおいて「多文化交流フェスティバル in TOKYO 2017~はじめよう!国際協力 つなげよう!世界の絆~」が開催されました。3回目を迎えた今年は7団体の協力ならびに17カ国の大使館、目黒区国際交流協会の後援をいただき、盛大に行うことができました。さわやかな秋晴れの中、当日は60か国より約600人(うち外国人は250人)のかたがたが会場に足を運んでくださり、国際色豊かなイベントとなりました。

 今年は「One Global Family~アイデアを現実化しよう~」をモットーに、このフェスティバルが多文化共生社会実現の起源となることを願って様々な企画が行われました。
オープニング・セレモニーに先立って水野達夫実行委員長(元在ネパール大使)はあいさつの中で朝鮮半島の問題に触れながら「危機の時こそ、心を一つにして団結することが一番大切です。今日披露される歌やダンスには平和への思い、日本人の心が一つであることが示されています」と力強く語ってくれました。

 また松田幸士副実行委員長(YSP-Japan会長)は「今日の出会いを通して心の器を大きくし、多文化共生社会の実現に向けてのプロジェクト活動や交友が皆さんから始まっていきことを期待します。」と挨拶されました。

 当フェスティバルは2つのパートから構成されました。一つ目は「Small Worldひろば」です。エキシビションのコーナーでは大使館やNPO団体、在留外国人のグループを含む19団体が各国の紹介や団体紹介、物品販売を行いました。ファミリーコーナーでは子どもたちが外国の遊びやハロウィングッズを作成しました。スモールステージでは日本―タイ家庭の子どもたちが華麗なタイの伝統舞踊を披露し、会場を盛り上げてくれました。

 また「ひろば」では挨拶スタンプラリーが行われました。来場した外国人には自国の国旗シールが手渡され、来場者は出会う人にその国のあいさつをすると国旗のステッカーがもらえます。参加者は「一か所で世界を回った気分になれる」と交流を楽しんでいました。

 二つ目は「多文化ステージ」です。ここでは8カ国を代表する伝統的なダンスや歌をはじめ、ストリート・パフォーマンスなどが披露されました。ワールド・クイズのコーナーでは10カ国のかたがたが登壇し、自国についての〇×クイズを行いました。勝者には素敵なプレゼントが送られました。

 「多文化トーク」ではスペシャルゲストとして石黒マリーローズさんとフユマン・ムガールさんが登壇され、良き日本の姿をテーマに対談していただきました。日本人の夫と妻を持つお二人が外国から日本に移り住んで感じる「日本愛」を情熱的に語ってくれました。

 会場に感動の渦を巻き起こしたのは「Good Family紹介」です。国際家庭は国境や文化、宗教を越えて一つとなっていく世界平和のモデルとなる家庭です。今回は実行委員会で選出した2組の国際家庭に登壇していただき、子どもたちが自分の家庭について紹介しました。スピーチ後には両親とともに息の合ったコントや演奏を披露し、来場者に家族の素晴らしさを改めて伝えてくれる時間となりました。

 最後は多文化交流フェスティバル in TOKYOのオリジナルテーマソング「Because of Love」が歌われました。パフォーマーや来場者が舞台に上がり、手をつなぎ合いながら歌う感動的なフィナーレでした。まさにOne Global Familyの起源が垣間見られた瞬間でした。

 当フェスティバルに集った60か国の人々は、笑顔や温もりをもって交流することで、出会う相手を国籍や人種を越えた「かけがえのない一人」として愛し尊敬する心を得られた時間となりました。心を通わせた瞬間の積み重ねの先に多文化共生、One Global Familyの実現した世界があると信じて2020年東京オリンピックまでフェスティバルを継続していきたいと思います。

●参加者の感想

・「今まで参加したどの国際フェスティバルとも違う素晴らしい雰囲気で感動しました。来年はぜひスタッフをやりたいです。」(男性・インド)

・「多くの国の人たちがみんな笑顔と喜びを感じている姿に感動しました。」(女性・アメリカ)

・「多文化交流フェスティバルは本当に多文化共生を作っていくうえでのモデルだと思います。」(大使館)

・「本当に楽しい時間でした。歌がとても美しかったです。」(女性・日本)

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