41か国の参加者が結集し、猛暑を凌ぐ熱気溢れる国際交流イベントを開催

英語版レポートはこちら

 8月1日(土)、6つの大使館(ネパール、インドネシア共和国、ドミニカ共和国、アルバニア共和国、トーゴ共和国、コンゴ共和国)が後援する中、石神井公園(東京都練馬区にある都立公園)内の野外ステージで「始めよう!国際交流、つなげよう!世界の絆」をテーマに「多文化交流フェスティバルin TOKYO」 が開催されました。35度を超える猛暑の中でしたが、1100人以上が参加し、猛暑を凌ぐほどの熱気溢れるイベントとなりました。

 グローバル時代を迎え、日本人と外国人が交流するきっかけづくりや、異文化を理解し合う機会がより一層必要となっています。同フェスティバルは、国際交流活動を推進している日本の団体と、日本在住外国人の有志による実行委員会が組織され、多文化共生社会を促進する目的で開催されました。また、もう一つの目的には、2020年に開催される東京オリンピック成功のために国籍を超えて協力し合う文化を発信することを掲げています。7月20日には参加団体とピースロード参加者との交流の場を持ち、イベントの趣旨やプログラムの内容を事前に共有する場を持ちました。

 フェスティバルは司会を務めたダーヤマさんとAikoさんによる日本語と英語の軽快なトークで進行。15のグループが歌、演奏、ダンスなどをステージで披露し、国や文化の違いを超えてお互いの文化を楽しむイベントとなりました。

 モーニングステージ(午前の部)では、ロシア人の女性グループ、カリンカによるロシア舞踊を皮切りに、スリランカ人留学生による歌、米国人学生によるダンス、Enjoy Africaによるアフリカの楽器演奏と歌が続きました。その後、ドミニカ共和国を支援している団体によるドミニカ共和国の紹介の後、後援大使館の一つであるドミニカ共和国大使館のジョセリン・サラディン(Ms. Joselyn Saladin)臨時代理大使がスピーチしました。続いて、各国の言葉で挨拶しながら交流するスタンプラリーが行われ、フェスティバルは日本人参加者と外国人参加者の笑顔と歓声に包まれる時間となりました。モーニングステージ最後のプログラムは、手話ダンスグループによる手話を交えたパフォーマンス。会場全体が手話ダンスを学ぶ時間となりました。

 アフタヌーンステージ(午後の部)はHappy One Familyの歌とダンスでスタート。その後、同フェスティバル実行委員長の水野達夫元ネパール大使による主催者挨拶と松田幸士副実行委員長のプログラム説明が続きました。

 暑さもピークの午後1時半、ピースロードのライダー41か国の代表者が登壇。41か国からの参加者が国旗のプリントされたTシャツ姿で一堂に会した様子は壮観で、会場からは盛大な拍手喝采が送られました。ニジェールの男性とブラジルの女性の2人がピースロードのライダーを代表して元気良く宣誓しました。1カ国2人ずつ2カ国4人一組で石神井公園の周りを自転車で走行し、和解と平和を求める心を国から国へつなげる思いでリレーしました。

 同フェスティバルはネパール復興支援のイベントでもあります。ネパール支援のために活動している大学生の三浦さんは自らの支援体験を発表した後、ネパール民謡「フルコアカマ」の歌と演奏を三浦さん、シンガーソングライターの森川さん、そしてネパールで音楽の先生として教育支援に携わっていた斎藤さんの三人で披露しました。Dr. マダン ・バッタライ(Madan Kumar Bhattarai)ネパール特命全権大使夫妻が来場し、日本のネパール復興支援と、フェスティバルを通じたネパール支援活動に対する感謝のメッセージを述べました。水野実行委員長から支援金の目録がバッタライ大使に、大使からは実行委員長に感謝状が手渡されました。

 後援大使館の挨拶の時間では、トーゴ共和国大使の代理として来場した広報担当者がトーゴの紹介を日本語で行い、続いて、インドネシア共和国、コンゴ共和国、アルバニア共和国の紹介も行われました。

 2015年は日韓国交正常化50周年の年でもあります。韓国の伝統的縦笛タンソの奏者が日本語と韓国語の代表的な歌を心に響く音色で演奏し、歴史的な記念日を飾ってくれました。

 続いて参加型の企画としてワールドクイズが行われ、最後まで残ったクイズの勝者にはトーゴ共和国臨時大使の詩集がプレゼントされました。

 国際歌謡ショーでは、フィリピンとコンゴ民主共和国それぞれの歌手による素晴らしい歌声が披露され、続くフィリピンの伝統舞踊のパフォーマンスでは、会場からの参加者もステージに上がってバンブーダンスを体験しました。 

 さらにステージでは国際カップル3組によるトークショーが行われ、国際結婚にちなんだエピソードや日本の良いところ、びっくりしたことなど、ユーモアたっぷりに異文化体験談を紹介してくれました。そして、自転車の乗り方を指導するレンジャーショー、米国人によるコミカルな大道芸、心に響くソウルフルな日本人歌手による歌などのパフォーマンスが続きました。

 最後のプログラムでは、模範的な国際カップル3家庭への表彰式が行われました。子供の数の多い家庭、日本とフィリピンの懸け橋となる活動をしている家庭、地域へのボランティア活動を熱心に行っている家庭が選ばれ、水野実行委員長より表彰状が手渡されました。

 今回、フェスティバルでは地球環境を保護するプロジェクトの一環として参加者に古本の持参を呼びかけました。集まった古本をインターネット上で販売し、その収益金でインドネシアの植林をサポートするためです。この日、段ボール箱16箱分の古本が集まりました。インドネシアの植林活動を推進している副実行委員長の宮﨑林司アジア植林友好協会理事長が閉会の挨拶に立ち、古本の提供に対する感謝の意を表しました。

 全てのステージプログラムが終わり、ピースロードの参加者が登壇。ステージ前で最終ライダーのゴールを全員で迎えた後、会場全体でWe are the world を合唱しました。会場の参加者もステージに上がり、40か国以上の参加者が心を込めて一緒に歌いました。涙を流す外国人もいて、同フェスティバルが目指す、多文化共生、人類一家族を体感するフィナーレとなりました。

 猛暑の中でしたが、ボランティアスタッフも最後まで頑張り、フェスティバルを盛り上げてくれていました。

 日本人と外国人参加者の交流企画を継続しながら、多文化共生社会実現と東京オリンピック成功に向けて来年もフェスティバルを開催する予定です。

◆参加者の感想をいくつか紹介します。

日本人参加者

「異文化交流の中でパワーをもらった」
「外国にいるような空気の中で、自分たちも参加できて良かった」
「暑い中でしたがとても良かったです」

 
外国人参加者

「多くの喜びと笑顔に包まれて、大成功でした」
「成功したイベントだった思います。偉大なチームワークの力を感じました」
「ピースロードもスタンプラリーも楽しかったです。次回もぜひ企画してほしいです」
「これだけ多くの国のかたが一同に集い、日本人と交流する国際交流のイベントは本当に素晴らしいと思います。参加して良かったです。次回はもっと友人を連れて来たいと思います」

 
◆ネパール大地震復興支援へのお礼

 実行委員会より事前に団体、参加者の皆様にネパールへの支援を呼びかけさせていただきました。支援金は合計して162万5千円、ネパール大使館を通じて支援することができました。協力してくださったかたがたに心より感謝申し上げます。

 
◆Books for Forestsプロジェクトへのご協力へのお礼

 フェスティバルに参加されるかたに古本の持参を呼びかけさせていただき、段ボール箱16箱分の古本が当日集まりました。集まった古本はNPO法人アジア植林友好協会に寄贈しました。同NPO法人を通じてインターネット上で古本を販売し、その収益金を全額インドネシアの植林に支援する予定です。ご協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。
ページ上部へ戻る